2005年 01月 25日
ハンナ、失ったなんて思うことはないんだよ。いいかい?--- 何ひとつほんとうに失われたものはなく、失われるものもない、 生まれも、個性も、形式もーーー世界のあらゆるものは失われるはずがない。 命も、力も、目に見えるあらゆるものは・・・・・ 年老いて、冷えきり、たるんだ肉体でさえーーーかつてさかんに炎をあげたもえさしさえ・・・・・ ふたたびあかあかと燃えだすだろう こんな詩を見つけた。 今、読んでいる「きみに読む物語」の中から・・・ アルツハイマー病になって記憶をなくした妻に夫が語りかける場面 「たすけて、デューク。わたしが誰だか、思い出させて。わたしがむかし、誰だったのかもいい。むかしを失ってしまったように感じるの」 この台詞のあとにこの詩が続く・・・ 悲しい場面だけれど、私には羨ましい場面にも思える。 こんなふうにそばにいてくれる人がいること 人として、最高の幸せ・・・ 人事だからそんなふうに思えるのだろうか? かたくりの花2つ・・・
by chocora522
| 2005-01-25 23:55
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